地味にメロエッタのテキスト出てます
http://amuamu.diarynote.jp/201301171310124376/

DN見ると「アクロママシーン」のオンパレードでびっくりですね。
元はと言えばクルミルパパさんの日記にて公式の裁定が変わっていることに気付き、すぐに記事にして公式に問い合わせたのが始まりだったかと思います。
どうやら多くの方が同じような質問を公式へと問い合わせたようですね。

過去のポケモンカードシリーズからやっている方なら周知かとは思いますが、昔からポケモンカードのルールには問題点が多々あります。特に空打ち関連の話題は世界大会の時期になると毎年の用に騒がれていますね…。

今回の件は向こう側の裁定が大体決定したようなのでまとめたいと思います。

①裁定が勝手に変わっていたこと
まず最初に違和感を感じたことですね。正確な日付はわかりませんが、少し前の公式Q&Aには空打ちが可能であることが記載されていました。公式への問い合わせでも記載されいていたという事実は確認しました。
なぜ勝手にQ&Aが変わったにも関わらずその告知がなかったのか、という質問には対応不足といったような返答がされましたね。その通りだと思います。ちょっと残念な出来事でした。
変わってしまったことに関しては仕方ないですし次から告知を行うとのことなのでまぁ…。次の問題点として

②なぜ空打ちが不可能なのか
自分も含めて大多数が可能と思っていたようですね。
色々な方のDNを見ればわかるかと思いますが非公開領域という言葉が散見されますね。
始めたばかりでルールについてあまり理解されていない方にはポケカ用語?である非公開領域という概念はあまり伝わっていないような気がします。

まず非公開領域と公開領域という単語ですが、ポケカのルールブックを見る限りこんな単語はありませんね。
「山札は非公開領域だからマシーンうんぬん・・・」とよく見かけますが別にルールでしっかりと定まっているわけではありません。

では非公開領域だから空打ち可能なんてどこから出てたんだ?
答えはPokemon Trading Card Gameです。
ようするに海外ポケカですね。前述しましたがなぜ世界大会の時期にルールが問題になるのかというと日本と海外でルールに差があるからです。
よく例えとして聞く話ですが、海外のルールだと
「ポケモン通信を使って手札のポケモンを山札に戻します、山札にポケモンがいません。」
が出来ます。
勝手な推測ですが非公開領域という単語は海外の「山札・手札はPrivate Zoneである」という概念から生まれたのではないかと思います。
海外では山札・手札を非公開領域とし、それに関わるカードはすべて空打ち可能となっています。

この海外と日本でのルールの差については何年も言われている気がします。
ではなぜこのように海外のルールであるにも関わらず日本のポケカプレイヤーが非公開領域だから・・・などという単語で空打ちの正当化をしようとするのでしょうか?
それは「少なくともアクロママシーンが不可能になる前のBWシリーズではそれで説明がついた」からだと思います。
後述でQ&Aの例を出しますが、少なくとも今まではボール系のカードなど両者ともデッキに入ってないことがわかっている状態での空打ちが可能でした。(ポケモン通信で持ってこないはできませんが…)
なので海外での非公開領域という考え方が日本でも説明しやすいためプレイヤーの間に浸透したのではないでしょうか?

でも同じカードゲームなのに国が変わったらルールが違うなんておかしいですよね。

③なぜ日本だけルールが違うのか
これは日本のポケモンカードの仕組みに関わってくることですね。
まず前提として
「日本のポケモンカードは『開発』と『ジャッジ』は別である。」
という事実があります。
まず『開発』ですが、これは株式会社クリーチャーズが行なっています。
そして『販売』『運営』『ジャッジ』などはみなさん知っている通り株式会社ポケモンがしています。
関連会社ではありますが、ようするにカードを作った方々とプレイヤーからの質問に答えてるところは別の会社なわけです。
ポケカの問題点って最終的にはすべてここに帰結するような気がします。
ルールの曖昧さやらビーチ騒動やらこれが問題なんでしょうね。どうにかしてほしいって思いますけどこの体系は変わらないんでしょうね。

④質問に関して
質問に関して補足を

・プラズマエネルギーが4枚見えてる時にアクロママシーンは使用可能か
→×
まぁこれはみなさん質問したことでしょうね、×と

・プラズマエネルギーが3枚入ったデッキにおいてプラズマエネルギーが3枚見えてる時にアクロママシーンは使用可能か
→※ 原則撃てない。しかし、デッキ使用者が「四枚目のプラズマエネルギーを貼れる」と判断した場合は使用可能

まずこれに関しては一番最初に浮かんだ疑問ですね。空打ちの不可が意思によるものなのか状況による判断なのか。
回答見る限り意思によるところなのでしょうか?原則打てないという表現がいまいちよくわかりませんね。

・山札が0枚の時にグッズ「SPレーダー」は使用可能か
→○
SPレーダーは手札を一枚山札に戻しギンガ団のポケモンを持ってくるカード
これができるのは相手側が戻したカードを知らないという状況があるからでしょうか?

・プラズマエネルギー三枚が見えている状態、サイド公開、山札は全てミルホッグで相手に見られている状態(Psエネ無し)でアクロママシーンを使用できるか
→○この場合は使用者は山札の中身を知らない。四枚目のプラズマエネルギーの存在を信じていれば撃てる

まぁそういうことでしょう、相手側が把握してて自分が把握してない場合は空打ちできると。

・ラスト一枚の山札を「PPエイド」でオモテにしたら「ポケモンキャッチャー」でした。この後にアクロママシーンを使用できるか
→※ この場合、プラズマエネルギーが無いのは明白だが、使用者が山札の中身を忘れた場合、プラズマエネルギーの可能性を信じていれば撃てる

これに関しては両者存在を把握しているので打てないはずですね、しかし使用者が中身忘れたら打てるとは・・・。ようするにどちらか片方だけが把握してる場合は空打ちできるのでしょう。

・伝説ポケモン9種類が4枚ずつトラッシュにあります。このとき、グッズ「レジェンドボックス」を使用できるか
→○
ここが最大の謎なんですよね、対象がすべて見えているにも関わらずレジェンドボックスは空打ちが可能・・・・特殊エネルギーとポケモンに何の差があるんですか?

・物忘れの激しいプレイヤーがデッキ内のプラズマエネの枚数を覚えていない。アクロママシーンを使用して対象なしを宣言した後に再びアクロママシーンを使用した。この行動を止められるか
→※使用者が山にプラズマエネルギーの存在を信じている場合、四枚が「使用者に」見えていなければ使える

ようするにどちらか片方だけしか把握していない場合は空打ちが可能、と。


なんなんでしょうか。この曖昧すぎる裁定。
今回の裁定は他のカードにおける現在の裁定にも様々な影響を及ぼすと思って質問したわけですが、案の定矛盾してますね。
そもそも最初の質問をできるにすればすべてすっきり解決するのに…

・矛盾例
Q山札にポケモンのカードがないことがわかっているとき、グッズ「ハイパーボール」を使って、手札を2枚トラッシュすることはできますか?
Aはい、できます。
この場合、手札を2枚トラッシュした後、山札の中を見てから山札を切ってください。

Q自分の山札にポケモンのカードが1枚も入っていないことが分かっている場合でも、トレーナー「モンスターボール」やサポーター「ミズキの検索」を使うことはできますか?
Aはい、使うことができます。

Q伝説ポケモン9種類が4枚ずつトラッシュにあります。このとき、グッズ「レジェンドボックス」を使用できるか
Aはい、出来ます

QBWレギュレーションにおいてサポーター14種類が4枚ずつトラッシュにあります。このときグッズ「ランダムレシーバー」は使用することはできますか?
Aはい、出来ます

公式からはっきりとした理由はまだ聞けていませんが(どうやら質問多数により後日発表するとかなんとか)
特殊エネルギーとポケモンとサポーターになんの違いがあるのやら・・・。


今回のアクロママシーンが空打ち不可能という裁定に個人の考えで勝手に解釈をつけて納得してる方も多く見られますがルールというものはそのように個人の考えで処理されるようなものではないと思います。

多くの方が言っているのを見かけますが、日米でせめてルールは統一して貰いたいですね。
長くなりすぎたのでこの辺で、色々他にも書こうと思ったんですがまたの機会にということで

コメント

Nムラー
2013年1月17日17:59

確認ですけど、海外で認められている空打ちって
「対象がいるにもかかわらず、対象がないと宣言すること」ですよね?

さすがに海外でも「対象がないのに使用すること」はできませんよね?
(ベンチいないのにポケモンキャッチャー、とか)

そもそも、「空打ち」という単語の定義自体があやふやで余計混乱のもとになっている気がします。

み
2013年1月17日18:27

アクロマシンとレジボの大きな違いはアクロマシンに「プラズマエネルギー」と指示しているところにあるのではないかと思ったりします
化石琥珀は知りません(笑)

doru
doru
2013年1月18日20:22

はじめまして。最近復帰してちょこちょこ参考にさせてもらっている者です。

曖昧すぎる裁定と仰られている部分についてですが、
「・お互いのプレイヤーが確認できる状況として有効なのは、そのカードを使う瞬間だけである事。」
公式ブログのこの一文の"瞬間"と"確認"というキーワードで解決されるのではないでしょうか。

>ラスト一枚の山札を「PPエイド」でオモテにしたら「ポケモンキャッチャー」でした。この後にアクロママシーンを使用できるか
この例で言えば、アクロママシーンを使う"瞬間"には山札は裏向きで絶対的な意味で非公開情報であり、トラッシュなどと同じようにオモテを見て"確認"することはできないので、使用が可能なのではないでしょうか。

かわ
2013年1月19日0:48

いつも参考にさせて頂いています。リンク頂きます!

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